大腸がんの診察なら福岡の消化器内科がおすすめ―りょうすけ内科外科コラム

大腸がんは、初期段階では特有の症状がほとんど現れないため、早期発見が非常に重要です。消化器内科では、大腸がんのスクリーニング、診断、治療を行っており、経験豊富な医師が検査、治療に当たります。今回は、大腸がんに関する不安や疑問検査について書いていきます。

1.大腸がんとは

大腸がんの症状や原因、気になる生存率などお伝えします。

  • 大腸がんの症状

大腸がんの症状は、初期段階では明確ではないことが多いですが、発展するにつれて特定の症状が現れることがあります。例えば、ひどい腹痛、持続的な便秘や下痢、血便の出現などが挙げられます。また、無意識の体重減少や疲労感も大腸がんの可能性がある症状です。これらの症状が見られた場合、早めに専門医の診察を受けることが重要です。

  • 大腸がんの原因と発症年齢

大腸がんの原因は多岐にわたりますが、主な要因としては遺伝的要素、不健康な食生活(高脂肪・低繊維素の食事)、過度のアルコール摂取、喫煙、肥満などが挙げられます。また、40歳以上の人に多く見られ、特に50歳を超えると発症リスクが高まります。早期発見・治療が難しいため、年齢と共に定期的な検診を受けることが推奨されています。

  •  大腸がんの生存率

大腸がんの生存率は、発見の時期に大きく左右されます。早期に発見し、適切な治療を行った場合、5年生存率は90%以上と非常に高いです。しかし、進行がんや転移がある場合の生存率は低下し、治療が困難になります。このため、定期的な検診による早期発見が非常に大切であり、大腸がんの予防と早期治療が生存率を高める鍵となります。

2.大腸がん診察の流れ

大腸がんの診察は、初診から診断、治療、そしてフォローアップに至るまで、患者様の状態に応じたきめ細やかなアプローチが必要です。

  • 初診から診断までのステップ

初診時には、医師が患者様の症状や健康状態について詳しく聞き取ります。その後、身体検査や問診を基に、必要な検査の計画が立てられます。検査結果と合わせて、医師は患者様の状態を総合的に評価し、最終的な診断を下します。

  •  使用される検査技術

大腸がんの診察には、大腸内視鏡検査やCTスキャン、MRIといった画像診断技術が主に使用されます。これらの検査により、がんの存在、大きさ、位置などが明らかになります。また、生検(組織を採取して顕微鏡で調べる検査)によって、がん細胞の型や性質を確認します。

  • 診察後のフォローアップとサポート

診断後、患者様には治療計画が説明され、同意を得た上で治療が開始されます。治療中は定期的にフォローアップが行われ、治療の効果や副作用の監視が行われます。また、患者さんや家族への心理的サポートも重要です。治療終了後も、定期的な追跡検査により、再発や健康状態の確認が継続されます。

このように、福岡の消化器内科では、大腸がんの診察から治療、フォローアップに至るまで、患者さん一人ひとりに寄り添った医療サービスが提供されています。

3.大腸がん治療の選択肢

大腸がんの治療は、がんの進行度や患者さんの健康状態によって異なりますが、主に手術療法、化学療法、放射線療法が用いられます。さらに、最新の治療法や臨床試験の参加も一つの選択肢として存在します。

  • 手術療法とその種類

手術療法は、大腸がん治療の基本とされ、がん細胞を物理的に除去する方法です。がんの位置や大きさ、進行度に応じて、腫瘍のある部分の大腸を切除する局所切除や、がんが広がっている場合には広範囲にわたって大腸を切除する全摘出など、さまざまな手術方法があります。小さいポリープ状のものであれば内視鏡にて切除も可能です。また近年では、腹腔鏡を用いた低侵襲手術も一般的に行われており、回復が早く傷跡も小さいという利点があります。

⑵化学療法と放射線療法

化学療法は、薬物を使用してがん細胞を攻撃する治療法で、手術の補助として、または手術が困難な場合の主治療として行われます。放射線療法は、高エネルギー放射線をがん細胞に照射し、その成長を抑制する方法です。これらの治療は単独で行われることもありますが、しばしば手術前後の補助療法として組み合わせて用いられ、治療効果を高めることが期待されます。

  • 最新の治療法と臨床試験の機会

大腸がん治療の分野では、新しい治療法の開発が進んでおり、免疫療法や標的治療薬が注目されています。これらの治療法は、がん細胞特有の機序を標的とすることで、正常な細胞への影響を最小限に抑えつつ、がん細胞の成長や拡散を阻止します。

消化器内科外科では、大腸がんの検診や診察、治療を行いますが、特に大腸がんは定期的な検診から発見されることが多く、50歳以上の男女はぜひ検診を受けて下さい。